セサミ色々日記

雑談に変更

ブログ引越し③:まぁちゃんと町田の人々

うちには3人(※3匹)のネコがいます。

1人はえりぼんちゃん。現在、ネコ兼天使として活躍中!

2人は真亜子ちゃん(通称まあちゃん)と空海ちゃん(通称くうちゃん)。親子です。2人も元気で活躍中!

以下のブログは、まあちゃんがうちに来て間もないころの話です。全部実話です。なつかしい。

町田の治安についてですが、セサミ近辺は、人通りも多いので、全然大丈夫です。私は夜中の1時過ぎでも平気で歩けます。セサミ近辺は塾密集地帯なので、大丈夫ですよ、ホントに。ではでは。

 

2014年10月28日:まあちゃんと町田の人々:前半

大阪市の条例施行により、道頓堀での客引きの姿が激減したそうです。
 私は大阪には行ったことないのだけれど、町田もすごい。
 夜に、セサミから徒歩3分で駅まで向かうと、「キャバクラどう?」とか「いい娘がいるよ」とか、十人以上の客引きに出会うし(※私は声かけられないけど)。
 土曜や日曜の朝には、夜通し飲み明かした、ガラの悪そうな酔っ払いに出会うし。喧嘩して血だらけになった人が道端に倒れてるし。セサミのすぐそばでも喧嘩があって警察沙汰になってたし。セサミのビルに数名おまわりさんがやってきたし(※こんなこと書いてよいのだろうか・・・?いや、よくない)
 更に、以前ブログでも書いたように、セサミのそばには脱法ハーブや大麻を売ってる店も数件あるみたいだし。
 先日、地図で調べて川沿いを走ろうと<思ってヨドバシカメラの方の川沿いの道に出たら、「売春禁止」の立て看板がいっぱい立ってるし。近くにホテルがたくさんあって、どうも売春が盛んな地帯らしい・・・。町田は別名「西の歌舞伎町」と言われているらしいし。
 セサミのある原町田地区ではひったくり等の犯罪も多発しているらしいし・・・。
 すごいっすね、町田。なんで私はこんなところで塾やってんだろう?

 ここで話が飛びます。
 以前にも書きましたが、今春、元野良猫のまあちゃんがうちで9匹の子猫を産みました。1匹以外無事里親さんが見つかり、生後2か月経ったころ、里親さんのところに届けていきました。
 まあちゃんに、「この子たちはみんな、良い里親さんが見つかったから、全然心配しなくて大丈夫なんだよ」と伝えられるものならば伝えたいのですが、猫なので人間の言葉が通じません。毎日1匹ずつ子猫が消えていき、ナーバスになっていたまあちゃんは、ある朝、うちの窓から脱走を試み、着地に失敗して、びっこを引いて戻ってきました。

 骨折してたらどうしようと思って、近所の獣医さんがダメだったので、タクシーで町田の獣医さんに連れていきました。骨折はしていなくて良かったあ。その後タクシーに乗ってまあちゃんを家まで運び、それからまたセサミに行って授業!と考えながら、西友側の町田駅前のタクシー乗り場の1、2m前まで歩いていたところ、キャリーバックをきちんと閉めてなかったらしく、扉が開いてまあちゃんが道路に逃げ出してしまいました。ぎょえ〜〜〜!!!私は荷物を放ってまあちゃんを追いかけました。まあちゃんはお店とか駐車場が密集しているごちゃごちゃした場所に向かって走り出しました。
 バッグの中の財布には、お金もカードも免許証もいろいろ入っているけど、今バッグを取りにいったらまあちゃんを見失ってしまう、そしたらこの繁華街で見つけることは99.9%不可能。ここでまあちゃんと別れたら私は一生後悔すると思い、荷物を道端に放り出したまま私は「まあちゃん~~~」と叫びながら必死で追いかけました。

 数十メートル進んで見失ってしまい、どうしようと思っていたら、たまたまそばを通り私の大声を聞きつけた学生さんたちが、私の知らないところで手分けして探してくれていて、私がいたのとは別方向にあるホテル・ヴィラの前の木の上にいるのを発見してくれて知らせに来てくださいました。ありがとうございます。

 パニックになったまあちゃんは、木に高く登りすぎて下りてこれず、固まったままでした。たまたま通りかかったセブン・イレブンの方が見張って下さり、私はダメ元でバッグを取りにタクシー乗り場付近にいきました。道の上には何にもなくて、ああバッグごと盗まれたかと思ったら、「セモリナ」というパスタ屋さん(※もちもちして美味しくて有名!)の方がバッグを保管して下さっていて、お店の入口に「カバン預かっています」という張り紙までしていて下さいました。ありがとうございます。おかげ様で私は何一つ、紛失せずに済みました。

 その後、近くのペットサロン「プチ・シャンポ」にキャリーバッグを買いにいったら、売り物はないとのことで、お店で使用しているバッグを快く無料で貸して下さいました。ありがとうございます。
 キャリーバッグを用意し、ホテルの木の下でどうしようかと悩んでいたら、ホテル内のジュエリーショップのお姉さんや、通りすがりの大学生の人達が、心配して色々な案を考えて下さりました。ありがとうございます。近くの美容室(※店名がわからず、申し訳ありません)の男性の美容師さんたち3名が、木に登ってくれると名乗り出て下さいました。ありがとうございます。
 木に登って折れたりしたら危ないので、結局皆さんと話し合った結果、ダメ元で消防車の方に援助を申し出てみることになりました。私の不注意のせいで、本当に大迷惑で申し訳なさで一杯だったのですが、他に手はなかったので、電話で状況を説明したところ、快く引き受けてくださり、3人の消防士の方がいらして下さいました。ありがとうございます。

 で、まだ続きがあるのですが、長いのでまた明日。作り話みたいなんですが、全部、本当の話です。

 

2014年10月30日:まあちゃんと町田の人々:後半

今日は帰りそびれてしまったので、セサミに泊まってます。長期間ためていた報告書の一部を作成し、ちょっと疲れたので気分転換に書いてます。
 先ほどコンビニまで出かけたのですが、ハローウィンが近いせいか、今夜の町田は、客引きの人たちが、ミイラとかジェイソンとかホラーな恰好をしていて、不思議な雰囲気でとても面白かったです。

 で、前回の続きです。
 消防士の方々は大きな網を持参してくださいました。1人は木に上って猫のまあちゃんを追い詰め、もう1人はそのすぐ下で網を持ってまあちゃんを捕え、もう1人は木の下で待機する、という作戦が開始されました。
 動物を捕まえることが専門ではないので、失敗する可能性もあるのでその点は了承してほしい、と消防士の方に言われました。もちろんです。消防士の方々は、日々、火事などの災害にあった人を救助するための訓練を行っているのであって、今回来ていただけただけでもありがたさで一杯です。
 で、作戦が実行されたのですが、運動神経の良いまあちゃんは、きっちりと網を避けて地面に着地し、猛ダッシュで駅の方へと向かいました、あああああ。

 何が何でもまあちゃんを捕まえると思った私は、サンダルを脱ぎ捨て、裸足で追いかけました。しばらく行くと、バリ料理のお店「南風」の前で、まあちゃんが猫座りをして、私を待っていてくれました。ふ~、よかったよかったと思ったのもつかの間、通りすがりのおじさんがやってきて、「猫って首をつかむといいんだよ」とか余計なことを言いだし、まあちゃんの首をつかもうとしました。
 私は心の中で「ぶたくそじじー!」と叫びました。まあちゃんはおじさんが手を出してきたので、逃げようとしました。私はすかさずまあちゃんを捕まえ、バリ料理屋さんのお店の前にあった水ガメの水中にまあちゃんを沈めました。これで逃げられない。

 猫は元来、水に濡れることが大嫌いなので、まあちゃんは私の手や腕を思いっきり噛みつき始めました。
 猫が肉食獣だってことを、その時私は初めて実感しました。犬歯で何度も噛まれまくって、「痛~い、痛~い!」と大声を上げてしまいました。しかしここで手放したら、今までの苦労も多くの方々の協力も水の泡になってしまうので、絶対手放すまいと思い、両腕をガチガチに噛まれながらも私は大声で「キャリーバッグを持ってきてください!!!」と叫び続けました。しばらくすると誰かが(※誰だったか覚えてない)バッグを運んで下さり、無事まあちゃんをバッグの中に閉じ込めることができました。

 私は両手が血だらけで、安堵感もあり、(しかもその日は途中で大きな仕事もあったので)、しばらく倒れて起き上がれなくなってしまいました。(※南風のお店には多大なるご迷惑をかけてしまったのにも関わらず、全然構いませんといった優しい対応をしてくださり、本当に感謝しています、ありがとうございます。再度挨拶に伺います!)
 しばらくしたら救急車が来て下さり、中で応急手当を受けました。ありがとうございます。時計を見ると6時をちょっと過ぎていて、やばい生徒さんが来てしまう今日はバイトの人がいない!と思って、救急車を下りて、まあちゃんをペットサロンに預け、セサミに向かいました。

 セサミの前では、北区から通ってくれているY君が不安げな顔で待っていてくれました。その後1時間授業をして、やっぱり手がやばそうなので生徒さんに謝って帰ってもらい、まあちゃんを迎えてタクシーで家に行き、その後病院へ行って手当をしてもらいました、ふ~~~。

(※注;授業中に包帯から血が出て止まらなくなって、夜遅く空いている病院に行って手当てをしてもらいました。包帯ぐるぐるぐる巻き状態になりました)

 
 いつもうちに帰ると、まあちゃんと子猫のくうちゃんが玄関先で出迎えてくれます。可愛いまあちゃんの姿を見るたびに、まあちゃんと一緒に暮らせていることは、本当に奇跡だなって思います。

 町田という町は、ごちゃごちゃしていて治安も悪いけど、でも、何だか、とってもあったかいなって思います。