女王と鏡と機械学習
【1】
①エンジニア ②経営者 ③☆☆ ④☆☆ ⑤ものづくりエンジニア ⑥公務員 ⑦☆☆ ⑧教師 ⑨会社員 ⑩科学者・研究者
【2】
①スポーツ選手 ②警察官 ③職人 ④運転士・運転手 ⑤☆☆ ⑥☆☆ ⑦消防士 ⑧パン・ケーキ屋、お菓子屋 ⑨パイロット ⑩会社員
【3】
①野球選手・監督 ②☆☆ ③医師 ④☆☆ ⑤会社員・事務員 ⑥☆☆ ⑦建築士 ⑧教師 ⑨バスケットボール選手・コーチ ⑩科学者・研究者
【4】
①エンジニア ②プロ野球選手 ③サラリーマン ④パイロット ⑤☆☆ ⑥医者 ⑦☆☆ ⑧科学者 ⑨建築設計士 ⑩マンガ家
上記は、1970年、2000年、2019年の小学生男子と、2019年の高校生男子がが将来なりたい職業をランキングしたものです。【1】~【4】のどれがどの年代のものかわかりますか? 考えてみてください!ちなみに、時代がばれそうなものは、☆☆としました。
【1】は2019年高校生男子で、③ユーチューバー ④ゲームクリエーター ⑦eスポーツプレーヤーです。
【2】は2000年小学生男子で、⑤自営業 ⑥おもちゃ屋です。
【3】は2019年小学生男子で、②サッカー選手・監督 ④ゲームクリエーター ⑥ユーチューバーです。
【4】は1970年で、⑤電気技師 ⑦自家営業です。
おもしろいなぁと思ったのは、2000年にはなかったのに2019年と1970年には科学者やエンジニアがあることです。ただ、理由が異なるような
1969年にはアメリカのアポロ計画により、人類がはじめて月に到着したとされています(※捏造説あり)。また1970年には大阪で万国博覧会が開かれ、科学によって未来は発展していくという希望に満ちていたように思います。
それに対して現在は、人工知能AIの発展などにより、現在の職業の65%が10年後、20年後にはなくなるという説も出ていて、希望の有無はともかく、大きく時代が変わっていくという時期にさしかかっているのだと思います。
学校でも人工知能AIとか機械学習とかディープラーニングとは何なのか、どのようなしくみなのか、どのように応用するのかなど、もっと教えたほうがいいのになと個人的には思います。道徳教育を導入するよりも、これらを教えた方がずっと実用性が高いだろうに。
でも、機械学習とかディープラーニングとか言われても、難しそうで困ってしまう・・・と思う方もいるかもしれません。かくいう私も、ざっくりとはわかるけど、詳しくはあまりよくわからない、すみませんです、という状況でした。
今ぼちぼちとそこらへんを勉強しているのですが、機械学習については大関真之氏の『機械学習入門:ボルツマン機械学習から深層学習まで』が一番わかりやすくて面白いです。論理的に考えることができる小学生ならば、きちんと理解できます。
ここで話が変わります。
白雪姫(7人の小人がでてくるお話)で、意地悪な女王が『鏡よ鏡、世界で一番美しいのは誰?』と鏡に聞いていましたよね。鏡は、いつもは『女王様、あなたです』と答えていたのに、あるときから『白雪姫が一番美しいです』と答えるようになり、女王がキーと怒る!というお話です。
で、先の機械学習の本は、このお話を土台として、鏡と女王との会話で、機械学習を説明しているのです。1時間くらいでスラスラと読めて、面白いですよ。グラフや図はあるけれど、数式とかはないので、誰でもざっくりと全体像がつかめると思います。
皆さんは、将来的な不確実性が高い時代に生まれていて、大変と言えば大変ですが、逆に色々なチャンスが転がっていて面白いともいえます。
楽しみながら、必要なことを大いに学んでいってください!
あと、宣伝です。
プログラミング超初心者に朗報!
プログラミングの知識が全くなくても、人工知能や機械学習でよく用いられるプログラミング言語Pythonが学べてしまう『Python超入門:モンティと学ぶはじめてのプログラミング』もよろしくお願いします!
※p.s.
上記とは関係ないのですが
・この研究所と関係のあったハーバード大教授がアメリカで先月末に逮捕されたこと
を考えると、ちょっとこわくなってきたので、あわててマスク買いました。
皆さんも今は、あまり人ごみには外出しないでください。